知られているようで、あまり知られていない副業をいくつかご紹介します。
聞いたことがあるかもしれませんが、勇気がなくまだやったことがないかもしれませんが
やってみれば案外あなたにピッタリなものかもしれませんよ。
ゲームテスター
開発中のゲームの不具合を見つけ出す。
ポイント・テストプレイで不具合を発見する。・何度も繰り返し検証していく。
メリット・ゲームの好きな人なら楽しめる上、新作ゲームの開発現場を垣間見ることができる。
デメリット・ある程度まとまった時間が確保できないと難しい。繰り返しの単純作業が多く、手間がかかる。
収入の目安 時給800~1500円
勤務地 ゲーム会社、デバッグ専門会社
勤務時間帯 昼間・夜間
勤務曜日 毎日(平日が多い)
1日の勤務時間 4~8時間
資格 特になし
●動作や操作の確認など地道な作業が実を結ぶ
ゲームテスターは、発売前のゲームをテストプレイして、正常に動くか確認をする仕事です。
PCゲームやテレビゲームに加え、近年ではスマホゲームの需要も多くなっています。
仕事の内容は、動作確認、コントローラーやキーボード、タッチパネルの操作確認、
不具合の発見や不具合の再現テストなどがメインとなります。
使用する機能や回数、動作、操作内容などの指示があることも多く、
それらに従ってテストし、細かく記録をしていきます。
RPGの場合には、壁がある場所すべてに体当たりをして
キャラクターが通りぬけないか、魔法を一つずつすべてのキャラクターにかけて
きちんと効果が出るか、様々なキャラクターの武器や防具が装備できるか
といったことを、何度も繰り返して検証していきます。
地道ですが、とても重要です。
●不具合を発見して改善につなげていく
不具合やエラーを発見した場合には具体的な内容を報告し、制作側にフィードバックします。
何回か繰り返していくうちに不具合が解消されていき、
ゲームが、安心して遊べるようにブラッシュアップされるのです。
ゲームによっては、20~30人で一斉に作業することがあるため、
チームプレイも重要な要素となります。
テスターの中には、考えられないような不具合を発見するベテランもいます。
分からないことは、こうしたベテランが丁寧に教えてくれますので
比較的安心して作業が出来るのも特徴です。
テストは、ゲームの自由度やボリュームが大きいほど大変になります。
そのため、制約の多いスマホゲームなどは、テレビゲームよりも簡単に
テスト出来るでしょう。
ただし、テストするゲームは選ぶことができません。
時には苦手なジャンルのゲームにも、取り組まなければならないため
特定のジャンルが好きというよりも、どんなゲームにも楽しんで取り組める
人の方が向いています。
また、発売前の商品なので、SNSやブログなどで情報が漏洩しないよう
守秘義務契約を締結しなければならないことにも留意しておきましょう。
●ゲーム会社かクラウドソーシングに応募・登録
こうしたゲームテスターの仕事を探すには、ゲーム会社や
デバッグ専門会社(ゲームテストを請け負う専門の会社)の募集をチェックする、
クラウドソーシングのサイトに登録するなどの方法があります。
デバッグ専門会社の場合は、登録制となっているところが多く、
発売前の商品なので、在宅作業は許されていません。
また、ゲームテスターは希望者が多い上、期間は短いものなら数時間から
長いものだと数カ月にわたるため、条件に見合うものを根気強く探していく
必要があります。
この他、夜遅くまで長時間勤務になることも多く、目や身体が疲れる、
生活のリズムが乱れるといったこともあるので健康管理に気を付ける
ことをお勧めします。
ユーチューバー
人気動画の投稿で一攫千金?
ポイント・自分の好きなことを動画で発信できる。・すべては投稿動画の人気次第。
メリット・映像を使って自分を表現できる。・もし視聴者が大量についたなら、莫大な収入になる可能性がある。
デメリット許諾を得ない配信で権利を訴えられたり、不適切な配信によって社会的な制裁を受けることもある。
収入の目安 1再生あたり0.05~0.5円程度
勤務地 自宅やロケ地
勤務時間帯 自由(自分で時間を見つけて行なう)
勤務曜日 自由(自分で時間を見つけて行なう)
1日の勤務時間 動画により異なる(投稿後は作業なし)
資格 特になし
●投稿した動画が再生されることで収入につながる
ユーチューバーは、世界最大の動画サイト、ユーチューブに様々な動画を投稿し、
広告収入などを得ている人のことを指します。
投稿した動画が再生される度に入る広告収入や、企業などから商品広告の依頼を直接受けて
自分の動画チャンネルで紹介することによる報酬などが収入になる仕事です。
また、参加するには高いハードルがありますが、ユーチューブのパートナープログラムに
参加することが出来れば、投稿動画のさらに効率のよい収益化が望めるようになります。
このユーチューバーという仕事が最大でどれぐらい稼げると思いますか?
日本のトップクラスのユーチューバーの年収は1億円以上と言われています。
さらに、世界のトップクラスは、年に1千万ドル、日本円にしてなんと約10憶円以上を稼ぎ出しています。
何とも、夢のある仕事ではないでしょうか。
人気のユーチューバーになりたい人も増加中。
2018年の日本FP協会の調査によると、小学生男子の将来なりたい職業
第6位にランキング(前年の14位から急浮上)したのも頷けるところです。
●成功のためには企画力や動画制作のスキルが必須
大成功を収めたトップクラスのユーチューバーたちの収入には目を奪われますが、
そのような成功者は大勢いるユーチューバーたちのうちのごくごく一部の存在です。
また、トップクラスまでいかなくとも、ユーチューブを副業として安定した収入を得るのは、
並大抵のことではないでしょう。
まず、ユーチューバーになるためには、動画作成のために、必要なカメラや
編集用PCなどの機材や動画編集ソフトなどへの先行投資が必要です。
さらに動画編集ソフトを使いこなすスキルや編集センスも問われます。
そして、人気商売ですから多くの視聴者の支持が得られる動画を
制作する企画力も求められます。
あまたいるライバルたちを押しのけて、収益化出来るユーチューバーになるためには、
動画のクオリティーのみならず、宣伝も必要でしょう。
このようにユーチューバーとして一定の成功を収めるのは簡単な話ではありません。
せっかく動画を投稿しても視聴されなければ、費やした時間とお金が
無駄になってしまいます。
何か好きなことや得意なことを動画にしたら、お小遣いになったくらいの感覚で
始めるのが精神衛生上いいかもしれません。
●面白いこと・楽しいことを発信したい人向け
ユーチューバーという仕事を副業として始めるのに向いている人は、
何かしら外の世界へ向けて発信したいという、クリエイター気質の人でしょう。
ゲーム実況動画でプレイした感動を、不特定多数の人たちと共有したい、
ドライブや旅先で体験した風景をいろんな人に見せたい、
自分が気に入っている商品やサービスを勧めたいなど、
ジャンルは問わず伝えたいことがある人は、ユーチューバーに挑戦してみると
いいかもしれません。
チャンスは、平等に転がっています。